ベトナムの電力問題
ベトナムはまだまだインフラが日本のように整っていないのはご存知の方も多いと
思うのですが、特に生活やビジネスで支障をきたすのが電力問題です。
国の発展に伴う電力需要に電力供給が追い付いていない上、電力発電の
8割くらいが水力発電で賄われているため、乾季はしばしば停電が起こります。
ただ、今年は雨期に入ったにもかかわらずあまり雨が多くないみたいで、しょっちゅう
停電が起きています。しかも、今まではホーチミンでは1区には電力を優先して送って
いたようでほとんど停電は起きなかったのですが、今年は1区でもしょっちゅう停電が
起きています。おそらく電力不足が深刻なんでしょうね。
ベトナムの大きなビルや病院などは自家発電機を持っていて停電になるとすぐに
切り替わりたいして支障はないのですが、大変なのは中小ビルなどで、特に飲食
店などでは、停電になったら店の営業もできなくなってしまいます。
停電中も店を運営するためにはこんな自家発電機をどこからかか借りてこないと
いけません。
今日はホーチミンで日本人が多数住んでいるレタントンエリアでも停電が起きていた
ようで、手伝ってくれているベトナム人と一緒に日本食を食べに行こうとレタントン通りに
行ったら停電のため、大半の店が閉店してました。
上海でも昔、ちょくちょく停電を経験しましたが、成長著しい国では避けられない問題
なんでしょうね。早く原子力発電所が完成し、停電の無い状態になることを心待ち
にしております。