韓国の勢い

いのっち

2010年06月02日 21:57

数日前の記事で日本語を勉強する人数は韓国語を勉強する人数と比べると
はるかに少ないということを書きましたが、どういうことかということを
お伝えします。

ベトナムに住んでいる日本人ならだれもが知っていることなのですが、
実はベトナムにおける韓国企業の進出度合いは半端じゃありません。
サムスンのような超大手から、家族で行う零細企業まで大小様々本当に
たくさんの企業が進出しています。

韓国系ホテルはたくさんありますし、ホーチミンで一番大きいスーパーも
ロッテマートと言って韓国資本です。

フーミーフンという新興住宅街も韓国人がいっぱいです。
もちろん、韓国料理屋もいっぱいです。



聞いた話ではホーチミンだけで5万人程度の韓国人が在住しているとのことです。
ホーチミンの日本人で在住届を出している人が3千数百人とのことなので、10倍
以上の在住者がいるということです。

これだけたくさんの韓国人、韓国企業が進出しているわけですから、韓国語を
勉強する人が日本語より多いのは当然ですよね。

ベトナムというマーケットでは韓国企業は日本企業とは比較にならないくらいの
シェアを獲得しています。

進出を検討する企業から、自社と同種の商品やサービスの普及状況を聞かれる
ことがあるのですが、そのマーケットは既に韓国企業が相当進出しているなんて
ことはしょっちゅうです。

韓国製品は日本製品に比べ割安なことが多いので、後発かつ価格が高いと
なるとそれを上回る魅力を上手くアピールしないといけないということです。


マーケットがどんどん大きくなっているベトナムマーケットとはいえ、
後発が不利なことは言うまでもありません。

どうやってそんな中で上手くベトナムマーケットに食い込むのか、
十分なリサーチと上手なマーケティングが欠かせません。